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エイズ関連トピックス

【2009.6.17 産経新聞 要点】
ＨＩＶ感染者１１２６人　６年連続で最多更新
厚生労働省のエイズ動向委員会は１７日、平成２０年に新たに報告された国内のエイズウイルス（ＨＩＶ）感染者が１１２６人で、平成１５年以来、６年連続で過去最高を更新したと発表した。新たに発症したエイズ患者も４３１人と過去最高となった。

【2008.11.20 産経新聞 要点】
ＨＩＶ新規感染者が過去最多　感染・患者累計、初めて１万５０００人超す
厚生労働省のエイズ動向委員会は１９日、今年７月～９月に新たに報告された国内のエイズウイルス（ＨＩＶ）感染者数は２９４人で、４半期ベースで過去最多を更新したと発表した。今期で、昭和６０年の報告開始以降、初めて感染者・患者数が１万５０００人（薬害患者除く）を突破した。　新規のエイズ患者数は１１９人で、過去２番目に多かった。
委員長の岩本愛吉東大医科学研究所教授は感染者の過去最多について、「男性の同性間性的接触で感染が局在的に広がっていることが影響しているのでは」と述べた上で「患者数は頭打ち傾向になっているが、エイズ発症前に病院で検査を受けてほしい」と話した。　感染者は過去最多だった報告より１７人多い２９４人。そのうち、男性は２８２人（９６％）と大半を占める。感染経路別では同性間性的接触が２１１人と最多で、ほとんどが男性だった。

【2008.01.23 時事通信 要点】
献血者のHIV陽性が最多、10万人当たり初の2人台
昨年献血した人のうち、エイズウイルス（HIV）陽性者と判明した人は102人と過去最多になったと、日本赤十字社が23日開かれた厚生労働省の血液事業部会に報告した。一方、献血者数は減少しており、献血者10万人当たりの陽性者数は2．06人と初めて2人台を記録した。
同省は、HIV検査目的の献血者が増えている可能性があるとみており、血液製剤の安全性を保つため検査目的での献血を控えるよう呼び掛けている。HIV検査の結果は献血者には原則通知していないという。

【2007.12.21 中日新聞 要点】
クラミジア、若者中心にのどや目感染が多発。ＨＩＶ感染確率が約五倍。
若者を中心に流行が続く性感染症。オーラルセックスや妊娠中のセックスが普通になり、性器だけではなくのどや目への感染が問題になっている。
感染源にならないためにも、コンドームを活用し完治をしっかり確認したい。
「十代後半から二十代前半の女性では、ほぼ十五人に一人がクラミジアに感染している。
オーラルセックスによりクラミジアがのどに感染すると首のリンパ節が腫れたり、咽頭が赤くなったりするが、ほとんど無症状だ。だが、のどの感染を放置すれば再びパートナーの性器に感染し、膣性交により自分の性器が感染する、いわゆる“ピンポン感染”にもなりかねない。
感染しても自覚症状がないことが多いが、放置すれば不妊の原因になる上、ＨＩＶ（エイズウイルス）に感染する確率が約五倍に高まる。
クラミジアの咽頭感染の検査は今年から、保険適用が始まった。「心配ならば産婦人科、泌尿器科、耳鼻科で検査を」

【2007.05.23 読売新聞 要点】
２００６年の１年間で、エイズウイルス（ＨＩＶ）に新たに感染した人とエイズを発症した患者の合計が、過去最高の１３５８人に上ったと、厚生労働省のエイズ動向委員会が２２日発表した。
同委員会によると、昨年の感染者数は９５２人、患者数は４０６人で、いずれも過去最高。同年末までの感染者数と患者数の累計は１万２３９４人となった。
年齢別では０５年に比べ、３０、４０歳代の感染者数が大幅に増加。３０歳代が約２１％増えて３９０人、４０歳代が約３６％増の１６４人となった。患者数も３０歳以上の中高年で増えていた。

【2007.05.18 信濃毎日新聞 要点】
エイズ患者やＨＩＶ（エイズウイルス）感染の報告数が多いため厚生労働省が重点支援している１０都府県のうち、昨年中に実施されたＨＩＶ抗体検査の増加率（前年度比）は、長野県が最も高かったことが同省のまとめで分かった。専用の試験紙を使い２時間ほどで結果が出る「迅速検査」が昨年１０月から県内の全保健所で導入され検査が容易になったことが背景にあると思われる。
同省は昨年、２００２－０４年に人口１０万人当たりの新規年間感染者・患者が全国平均（０・８０人）以上の都道府県などを中心に重点支援自治体を選んだ。このうち長野県は、１・２６人で、東京都の３・０２人に次いで多かった。

【2007.02.08 日経新聞 要点】
2006年の新規ＨＩＶ報告1304人で過去最多
国内で2006年に新たに報告されたエイズウイルス（ＨＩＶ）感染者数は914人、エイズ患者数は390人で計1304人に上るとの速報値を、厚生労働省エイズ動向委員会が7日発表した。今後まとめる確定値で数が増減する可能性もあるが、新規感染者、患者数とも過去最多となった。 
合計が年間1000人を超えたのは04年から3年連続。過去最多も更新し続けている。

【2006.11.21 朝日新聞 要点】
世界のエイズ患者、約４千万人
国連合同エイズ計画（ＵＮＡＩＤＳ）と世界保健機関（ＷＨＯ）は２１日、来月１日の世界エイズデーを前に、エイズウイルス（ＨＩＶ）感染者数などの０６年の最新推定値を発表した。
感染者数は３９５０万人で、０４年から２６０万人増。０６年の新たな感染者は４３０万人、エイズによる死者は２９０万人。世界すべての地域で感染者は増え続けている。

【2006.10.31 読売新聞 要点】
献血血液のＨＩＶ陽性率、今年上半期は過去最高
献血された血液のエイズウイルス（ＨＩＶ）検査で、昨年１７年ぶりに減少した陽性率が、今年上半期に増加に転じ過去最高となったことが、厚生労働省のまとめでわかった。

【2006.09.04 毎日新聞 要点】
ＨＩＶ２型ウイルス、日本人では初感染。
世界的に広がる主流のエイズウイルス（ＨＩＶ）１型とは異なるＨＩＶ２型に日本人男性が感染したことが、厚生労働省の調べで分かった。
ど外国人の感染例は２例報告されているが、日本人の感染を確認したのは初めて。
この日本人男性は今年８月、気管支ぜんそくの症状で入院。
１次検査でＨＩＶ感染の疑いが分かり、２次検査（確認検査）で２型と分かった。
２型は西アフリカなどで流行。１型に比べ感染力が弱く、発症までの潜伏期間が長い。男性は過去に西アフリカで輸血を受けており、同省は輸血による感染とみている。

【2006.08.23 読売新聞 要点】
厚生労働省が集計する国内のエイズ動向調査で、今年第２四半期の新たなエイズウイルス（HIV）感染者数が２４８人で四半期の最多感染者数を更新したことがわかった。

【2006.05.10 毎日新聞 要点】
厚生労働省１０日の発表によると１～３月献血者のＨＩＶ（エイズウイルス）陽性者が２５人。
１０万人当たりでみる陽性率は２．０３６人と前年同期（１．９０４人）を上回った。

【2006.04.28 毎日新聞 要点】
エイズ感染者が２年連続で１０００人超、全国に拡散。
厚生労働省エイズ動向委員会は０５年のエイズウイルス感染者が８３２人、エイズ患者の新規報告数が３６７人、合計が１１９９人と、２年連続で１０００人を超えたと発表。
特に同性間の性的接触による感染が２０～３０代の日本人男性で増加、日本人男性の感染・患者数は過去最高。

【2006.01.29 時事通信社 要点】
厚生労働省は来年度、エイズ患者の多い自治体などを対象に、重点的な対策指導に乗り出す。
エイズウイルス（ＨＩＶ）の新たな感染者や患者は、先進国の中で日本だけが増加。
厚労省は検査体制の充実や普及啓発に努めているが、感染拡大に歯止めが掛かっていないのが現状

【2006.01.27 毎日新聞 要点】
厚生労働省のエイズ動向委員会は、０５年のＨＩＶ感染者とエイズ患者の新規報告件数がそれぞれ７７８人、３４６人、
合計が１１２４人で２年連続１０００人を超えたと発表。

【2005.12.24 時事通信社 要点】
エイズ（ＨＩＶ）意識調査(ＮＴＴレゾナントが実施)で３４．５％が「関心がない」。

【2005.11.12 産経新聞 要点】
厚生労働省の小委員会の調査でエイズ感染・患者数が年間１千人と過去最多、最悪なペースで増加。

【2005.11.05 毎日新聞 要点】
厚生労働省は今年４月に累計１万人を突破するなど深刻な状況にある中、自治体の責任を明確化し、エイズ抑制強化に本格的に乗り出す。

【2005.07.13 時事通信より】
南アフリカ共和国でHIV感染者が急増＝国民の14％

【2005.07.03 読売新聞 社説】
エイズ深刻な感染者拡大ペースの加速

【2005.06.12 NHKスペシャル 要点】
中国のHIV感染者は推計で84万人、5年後には1千万人を超える爆発的な増加が予測されている。

【2005.05.20 毎日新聞 要点】
南アフリカ共和国・死因の第１位がエイズ 死者の３分の１を占める

【2005.05.04 毎日新聞 要点】
厚労省調査の調査によると性体験ある高校生]１割が性感染症（ＳＴＤ）の一種、性器クラミジア感染症に感染。
ＳＴＤはエイズウイルス（ＨＩＶ）の感染率を３～５倍高めるとされるが、全国高等学校ＰＴＡ連合会が実施した別の調査では、高校生の４分の１以下しか、その認識がなかった。
クラミジアは性行為により感染。多くが無症状で、抗生物質で治るが、放置すると不妊症などになる恐れがある。

【2005.04.25 共同通信記事より】
厚生労働省エイズ動向委員会はエイズ発生調査制度が始まった１９８４年以降、国内で報告されたエイズウイルス（ＨＩＶ）感染者とエイズ患者の累計が１万人を超えたと発表。

【2005.04.24 共同通信記事より】
厚生労働省の検討会、エイズ発生届に居住地記入の方針

【2004.04.23 毎日新聞 要点】
神戸市で昨年の感染者・エイズ患者、過去最多の１６人に
神戸市で昨年のＨＩＶ感染者とエイズ患者が１６人（感染１２人、患者４人）と最多になった。
(国内での新規感染者・患者数は毎年、最多記録を更新し、昨年は１１１４人と初めて１０００人を突破。)
最近は、若年層の異性間性接触による感染が増加する傾向が見られ、
市予防衛生課の担当者は「性に関する情報があふれ、性の乱れを招いている。若い人たちは性感染症への警戒心が希薄で、クラミジアやりん病などを含めた性感染症の半分を１０代と２０代で占めている」と指摘。

【2005.04.03 共同通信記事より】
厚生労働省研究班の調査で妊娠初期にエイズウイルス（ＨＩＶ）の抗体などを調べる一次検査で「陽性」とされた妊婦のうち、その後の確認検査で陽性と判定されたのは４－１０％にとどまったことが分かった。

【2005.03.07 読売新聞 要点】
エイズウイルス（ＨＩＶ）に感染した夫の精液からウイルスを除去し、その精子を使った体外受精などの生殖医療で、これまでに国内で２７人の子供が生まれていたことが厚生労働省エイズ研究班の調査でわかった。
母子ともにＨＩＶ感染例はないが、感染の危険性をぬぐい切れないため、慎重論は依然根強い。

【2005.02.12 読売新聞 要点】
ニューヨーク市の保健当局は１１日、複数の薬を服用する多剤併用療法が効かないうえ、感染から発症までの潜伏期間が極めて短いとみられるエイズの患者を確認したと発表した。

【2005.01.26 共同通信記事より】
ＷＨＯの李鍾郁事務局長と国連合同エイズ計画のピオット事務局長は今年末までにエイズウイルス（ＨＩＶ）感染者３００万人に抗ウイルス薬治療を施すという２００３年に設定した目標の達成が非常に困難になっていると憂慮を表明。

【2005.01.26 共同通信記事より】
２００４年のＨＩＶ感染者とエイズ患者合計が過去最高
２００４年に国内で新たに報告されたエイズ患者は３６６人、又エイズウイルス感染者は７４８人。合計１１１４人となり、１９８４年の報告制度開始以降、初めて年間１０００人の大台を超えたことが、厚生労働省エイズ動向委員会のまとめで分かった。年間の感染者、患者数としても過去最高。
感染者と患者の累計は９７８４人となり１万人に迫る。
これまでの最多は０３年の感染者６４０人、患者３３６人で、計９７６人。全国の保健所などでＨＩＶ感染の有無を調べる検査も８万件を超えている。

【2004.12.10 朝日新聞より要約】
クラミジア感染若年層で高率
性体験がある高校生の１１．４％が性感染症の一種、クラミジアに無症状で感染している実態が、今井博久・旭川医科大助教授らが実施した３０００人規模の調査で分かった。東京都内で４日始まった日本性感染症学会で報告された。
それによると、男子の性体験率は３５．８％、女子が４７．３％。性体験がある男子４９５人の７．３％にあたる３６人が、同女子８２７人の１３．９％の１１５人が、尿検査でクラミジア陽性だった。すでに通院している生徒は除いている。 
１６歳女子に限れば、２３．５％とおよそ４人に１人が感染していた。
クラミジア感染は症状が出ないことも多いが、放置すると不妊などの原因になり、エイズウイルス（ＨＩＶ）にも感染しやすくなる。

【2004.12.3 共同通信より要約】
大阪府立公衆衛生研究所が３日までに、国内に住むアフリカ出身の男性が、エイズウイルス(HIV)のうち、１型と呼ばれる通常の型とは別の２型に感染していたことを確認した。
厚生労働省等によると、国内での２型の感染者は２００２年に初めて確認されたのに次いで２例目。この時も外国籍の人で、これまで日本人の感染は確認されていないという。
同研究所によると、男性は１１月に大阪府内の医療機関で診断を受け、ＨＩＶ感染の疑いがあると分かった。同研究所で抗体検査をした結果、２型の陽性反応が出たという。
１型は世界で感染が広がり主流となっているのに対し、２型はアフリカなどで流行、１型より潜伏期間が長く、感染力は弱いという。

【2004.11.29 共同通信より要約】
ＨＩＶの２割がＣ型肝炎も重複感染
厚生労働省研究班の全国調査により、日本国内のHIV感染者の５人に１人がＣ型肝炎ウイルス(HCV)にも感染し、特に血液製剤による薬害エイズの被害者はほぼ全員が重複感染していることが２８日までに分かった。
治療法の進歩でエイズ発症を抑えられるようになった結果、薬害被害者の死亡原因の半数以上を肝硬変などの肝疾患が占めるとのデータもある。
研究班主任の東大医学部小池和彦教授は「重複感染者は肝炎が急速に悪化する。ＨＩＶだけ注目して肝炎を軽視することなく、治療法を全国に周知して対策を急ぐべきだ」としている。

【2004.10.21 時事通信より要約】
２０代前半の患者数が急増
２１日、厚生労働省のエイズ動向委員会のまとめによると、新規にエイズを発症した２０代前半の患者数が急増しており、
中高生ら若年層の間にＨＩＶ（エイズ）ウイルスが広がっている恐れがあることが分かった。
エイズは感染から発症まで約１０年の潜伏期間があるとされる。従って２０代前半での発症者は１０代前半に感染した可能性が高いとみられる。
吉倉委員長は「中高生の間に想像以上にＨＩＶが広がっている可能性があり若齢者の感染動向の監視を強化する必要がある」と述べている。

【2004.10.18 読売新聞 要点】
HIV感染者・患者８千人を突破
日本国内では１９８５年 最初のエイズ発症患者が報告されて以来、感染者・患者の増加傾向が続いている。
厚労省のエイズ動向委員会の調べでは、感染者と患者を合わせた累計は、現在８６７２人。
しかし、エイズ未発症のため感染に気づいていない人も少なくないとみられており、厚労省の研究班の推計では、２００２年末の時点で１万４０００人の感染者がいると推計している。
２０１０年には５万人まで増加すると予測している。

【2004.10.18 読売新聞 要点】
ＨＩＶ迅速検査が好評
その場で結果の分かるHIV「迅速検査」に希望者が殺到している。 
結果の通知を含めても検査の所要時間は約１時間で済む。 
各地の保健所では８９年から無料・匿名でのＨＩＶ検査をスタートさせたが、従来の方法では検査から結果判明までに１―２週間が必要だった。
この為、検査を受けた人は採血と結果通知の計２回、足を運ばなければならず、各地の保健所には「もっと検査を受けやすくしてほしい」という声が寄せられていた。
江戸川保健所では今年４月から月２回の検査で迅速検査を導入。それまで１けた台だった１日の受検者数が、５月には平均で２４人、６月には５８人と急増し、夏休み中の８月には昨年の約１４倍にあたる９０人に達した。
昨年１月、全国で最初に迅速検査を導入した栃木県でも、年間の受検者数が前年の３倍以上になり、今年４月から始めた北海道も昨年を上回るペース。
厚労省も名古屋、大阪両市の無料検査所で今夏から導入した。
国や自治体が受検者増加を目指す背景には、ＨＩＶ感染拡大への危機感がある。
欧米ではエイズによる死亡者が減っているが、日本ではＨＩＶの新規感染者が年々増えている。

【2004.10.17 毎日新聞 要点】
HIVの母子感染でこども９人死亡
日本国内で母親からこどもへHIV(エイズ)ウイルスの感染例が８４～０３年の２０年間で少なくとも３５人に上り、
このうち９人が死亡、７人がエイズを発症していたことが１６日、厚労省の研究班調査により分かった。
又、非感染児２７人の追跡調査で、２人が突然死し、７人が貧血などの症状を起こしていたことも判明。
厚生労働省の研究班によれば「母子感染の防止策としては、妊娠初期にＨＩＶ抗体検査を徹底する必要がある。非感染児の追跡調査も急務。」としている。
【2004.9.21付けの共同通信 要点】
中学生の「性」条例で規制　東京都、委員会で議論へ
人工妊娠中絶や性感染症の低年齢化に歯止めをかけるため、中学生以下の性行為を条例で抑止できないか。そんな意見が東京都庁内で出ている。
「保護者らは安易な性行動をさせないよう努めなければならない」といった罰則のない規定を都青少年健全育成条例に設ける構想。
だが、庁内には「プライバシーにかかわる問題を規制することになる」「そこまで踏み込んでいいのか」と異論もある。
都は中学教師らでつくる「青少年の性行動について考える委員会」を２２日に設置、議論してもらう方針だ。
都内の教師らが２００２年に実施した調査では、中学３年の性交経験率は男子６・８％、女子８・７％。１９９９年の調査より男子は１・５ポイント、女子は５・４ポイント増えた。

【2004.7.26付けの読売新聞 要点】
献血血液のＨＩＶ検出数昨年同期比２倍
献血血液からエイズウイルス（ＨＩＶ）が検出された例が、今年１月から６月末までの半年間で４５件と、昨年同期の２倍に達したことが、厚生労働省のエイズ動向委員会のまとめで分かった。
感染者の増加に加え、感染検査の目的で献血する人が絶えないためと見られる。日本赤十字社は検査結果を本人に知らせないことにしており、委員会は「別の検査機会を増やすなどの対策が急務」と話している。

【2004.7.15付けの読売新聞 要点】
若い女性の間でエイズの新規感染が急増
国連エイズ合同計画は「国際エイズ会議」で
世界のエイズウイルス（ＨＩＶ）感染者約３７８０万人のうち女性が４８％を占め、１９８５年の３５％より１３ポイントも増加。
１５～２４歳の若い年齢層では、女性が感染者の６０％を超えている。特に事態が深刻なのはサハラ砂漠以南のアフリカで、この年代の女性感染者は７５％を上回っている。
      
【2004.7.6 共同通信記事より要点】
エイズ感染が中国とインドで急増の恐れ
【ジュネーブ共同】国連合同エイズ計画（ＵＮＡＩＤＳ）は6日､2年に1度の世界エイズ報告を発表。
エイズの感染拡大には歯止めがかかっておらず、特に人口の多い中国とインドで今後エイズウイルス（ＨＩＶ）感染者が急増する恐れがあり
適切な措置をとらなければ、中国のＨＩＶ感染者数は2010年には1000万人に達する可能性があると警告した。
      
【2004.6.21付けの読売新聞より要約】
厚生労働省が21日、献血の安全対策をまとめた。
それによると新たな血液対策として、献血手帳の電子化。問診医の問診技術の向上。複数回献血協力者確保。
献血手帳は現在紙製のカードに献血実績を記録し10回毎に次の手帳へ更新する仕組みだが来年度以降は最初の献血時に
運転免許証等で本人を確認した上で氏名や住所を登録した磁気カードを発行する。
次回以降は読みとり機にカードをセット、暗証番号を入力するだけで受け付けができるようにする。
検査目的の献血を排除する為に不可欠な本人確認の厳格化を図り、カード化でより多くのデータを保存できるようになることで
献血者本人が端末で自身の献血歴や検査結果を照会することも可能になる。
      
【2004.6.13付けの読売新聞より要約】
エイズ無料検査病院でも(平成17年度から試行)
エイズ患者・感染者の増加が続いていることから厚生労働省は来年度から無料・匿名で受けられる公的な検査体制を大幅に拡大する方針を固めた。
保健所に加え医療機関でも無料匿名検査を受けられるようにする。
保健所などでの検査では、受付が週1回2時間程度に限定されるというような、利用しにくさが以前より指摘されている。
そのため、検査目的で献血する人が後を絶たたないという問題があり、検査窓口の拡大が急務とされていた。
厚生労働省は日本赤十字社が医療機関に委託する形で検査する枠組みを作る。
医療機関で検査を希望する人は、
①まず献血会場に行き問診で事情を説明。委託先の医療機関への紹介状をもらう。
②紹介状を持参して当該医療機関で無料匿名検査を受ける。
      
【2004.5.11 共同通信記事より】
エイズ死者、2千万人超　04年ＷＨＯ報告      
世界保健機関（ＷＨＯ）は11日、2004年版の「世界保健報告」を発表し、
25年前には未知の病だったエイズウイルス（ＨＩＶ）による
死者が累計で2000万人を超えたことを明らかにした。
報告は、エイズウイルスによる死者や感染者がかつてない増加を示し、
「現在は危機的な瞬間」にあると指摘。
報告によると、現在の感染者は3400万人から4600万人と推計され、
03年には300万人が死亡、500万人が新たに感染者となった。
途上国には治療を受けなければ近い将来、死亡するとみられる感染者が600万人いるが、
03年末までに治療を受けたのは40万人にすぎないという。
国連のアナン事務総長が昨年9月に発表した報告書は、エイズ感染防止のための
十分な資金投入が世界的に行われていないと批判、先進国以外の国のエイズ対策費を
05年に倍増、07年には3倍にする必要性を訴え、先進国に協力を求めた。      
            
【2004.3.31 日本テレビ「今日の出来事」より要約】
子宮頚がんの発生に大きく影響(がんになる可能性が高い)を与えているといわれるパピロマウイルス（ＨＰＶ）が広く蔓延。
(同番組とは別に、子宮頚がんの99％に同ウイルスの感染が認められるというデータもある。)
不特定多数の男性と交渉経験のある女性に多く、特に最近では十代での増加が顕著。
今のところ根本的治療法がないとのこと。

【2004.1.27 共同通信記事より】
ＨＩＶ新規感染が過去最多　献血時の判明
2003年に国内で報告された新規のエイズウイルス（ＨＩＶ）感染者は速報値で627人と過去最多を更新
したことが27日、厚生労働省エイズ動向委員会のまとめで分かった。
　献血時に感染症拡大を防ぐため実施している検査で見つかったＨＩＶ感染者は87人に上り、
献血者10万人当たりの感染者数が1・548人と過去最多に達した。
　輸血を受けた人がＨＩＶに感染したケースも最近報告されており、委員長の吉倉広国立感染症研究所長は
「血液製剤の安全性に影響を与えかねない」と検査目的の献血をしないよう訴えている。
　新規感染者が増えたのは、男性同士の性的接触による感染や若年層の異性間接触による感染が
増えたのが主な要因。エイズを発症した患者数は02年よりも18人多い326人だった。
　また03年に保健所や病院でＨＩＶ検査を受けた人の数は約7万6000人で、02年の約6万2000人から急増した。

【2003.12.8 毎日新聞記事より抜粋】
厚労省ＨＩＶ研究班動向解析グループらの推計で、性的接触などによるエイズウイルス（ＨＩＶ）感染者数が、
厚生労働省への報告件数の約4倍の約1万2000人に達する可能性のあることが分かった。
日本は先進国では珍しく新規感染者・患者が増え続け、爆発的な増加も懸念されている。

【2003.10.12 共同通信記事より要点】
エイズウイルス（ＨＩＶ）感染者が増加している中国雲南省で、
感染者の体内でＨＩＶの遺伝子組み換えが頻繁に起きていることが､
国立感染症研究所エイズ研究センターの武部豊室長らの研究で分かった。
HIVの変わり身が急速に進んでいることを示し、同室長は「ワクチン開発の障害になる可能性がある」としている。

【2003.10.5 共同通信記事より抜粋】
4日付北京青年報によると、中国政府の疾病予防対策センター関係者は、
中国のエイズによる死者が既に22万人に上り、生存者を合わせたこれまでのウイルス感染者は100万人を超えたと語った。

【2003.9.30付けの読売新聞 要点】
「ロシアでHIV感染者が激増」

【2003.9.18 共同通信記事より抜粋】
厚生労働省は18日までに「性感染症が急増していることなどで、エイズの爆発的感染拡大を懸念する声が高まっていることを受け、
感染者数を過小評価しているとされる現行の患者発生動向調査を見直し、監視を強化する方針を決定。
日本と交流が活発な中国で約100万人のＨＩＶ感染者がいるとの推計があることから「爆発的感染が起きてもおかしくない」との指摘。

【2003.6.13付けの読売新聞より抜粋】
厚生労働省研究班が「国内のエイズウイルス(HIV)感染者が3年後に2万2千人に、エイズを発症した患者は5千人に達する」との予測をまとめ、発表。
班長は「国内のHIV感染者数は欧米に比べ急激に伸びている。危機感を持って対策を強化すべきだ」と警告。
感染者数は2001年末時点の推定値のほぼ2倍。
安全意識の低い若年層を中心に予防処置必要

【2002.12.13付けの読売新聞より要点】
性感染症10代まん延　予防教育を徹底し、エイズ流行防げ。

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